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自民・二階氏、中国の“一帯一路”高く評価

2019年4月26日 22:47

中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議で、自民党の二階幹事長が26日に演説し、参加国の財政の健全性などを条件とする政府の立場をふまえつつ、中国の取り組みを高く評価した。

日本政府はこれまで、一帯一路への協力に関して、相手国の財政の健全性などの条件を満たす必要があるとして、一定の距離を置いている。

こうした中、二階氏は26日の演説で、政府の立場を踏まえながらも中国への強い配慮を示した。

自民党・二階幹事長「中国が世界中の膨大なインフラ需要に応え、地域や世界の平和と繁栄に前向きに貢献していこうとする姿勢を高く評価する」

二階氏はこう持ち上げたうえで、「中国の貢献に強く期待する」と強調した。

一帯一路への対応をめぐっては、安倍首相が一定の距離を置くなか、二階氏は与党の立場で6月の習近平国家主席訪日の地ならしをする狙いがあると見られる。