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「小商い」少額で始められて働き方自由

2019年4月23日 15:46
「小商い」少額で始められて働き方自由

小さな金額で商売を始める「小商い」という働き方が広がりつつある。雇われ店長だった女性は小商いを始めたことで自由な時間や人とのつながりも増えるなど、多くのメリットを感じている。

千葉県市原市に住む荒川美幸さん。小商いを始めて1年になる。小商いとは、身の丈にあった商売を行うことだ。少ない元手で始め、働く時間も場所も自由だ。お小遣い程度に稼げばよいという人もいれば、店舗経営など事業拡大を目指す人もいる。

商売道具のカートと共にどこへでも行く荒川さん。この日は、大多喜ハーブガーデンへ。小商いが集まるイベントに去年5月から月1回、店を出している。カートに屋根と看板をつけてお店が完成。豆にこだわるコーヒー屋だ。栄養士だった荒川さん。コーヒーに魅せられバリスタに転身した。東京で雇われ店長をしていたが自分のペースで働くために小商いを始めた。

道具は持っていたため、出店のためにそろえたのはカートだけだ。それも手作りなので、初期投資は10万円ほどだった。現在は、週3日は千葉市内の雑貨屋の軒先を借りて営業し、週末は県内のイベントで稼いでいる。雇われ店長時代と収入は同じだが、自由な時間は倍以上に増えた。

荒川さん「つながりも増えましたし、いろんなイベントに呼んでもらえるようになって楽しいですね。いろんな方もいて」

荒川さんが出店している大多喜ハーブガーデン。この日は60店が出店。店同士の交流も盛んだ。客との距離も近く、荒川さんのお店では客が手伝う時もある。

大多喜ハーブガーデンは小商いの登竜門だ。イベントの責任者からアドバイスも受けられる。商売のコツをつかむ人もいて、大多喜ハーブガーデンのイベントで、1日10万円を売り上げる人もいるそうだ。

【the SOCIAL lifeより】