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トランプ氏の中東和平案“期待できない”

2019年4月19日 5:05

中東問題でイスラエル寄りの政策をとっているアメリカのトランプ大統領。18日夜の深層NEWSに出演した中東問題の専門家2人は、トランプ氏が近く発表するとしている中東和平案は期待できないとの考えを示した。

元駐米大使・藤崎一郎氏「いろいろな大統領がいろいろなことをやろうとしたり、あるいはできなかったりしてきて、ずっとほとんど動いていないわけですから。そこで今度はトランプ大統領は、イスラエル寄りの政策をいくつも出してきた中で、今度は急にアラブ側がのむようなことになることは、ほとんど考えにくい」

放送大学名誉教授・高橋和夫氏「日本がアメリカにやってほしいことは、中東から足を抜いて、アジアに来て、中国と正面から向かい合ってほしい」

放送大学の高橋名誉教授はまた、アメリカがイスラエルと対立しているイランを敵対視することは、イランを中国寄りにするだけだと指摘しました。