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ノートルダム大聖堂で大規模な火災 パリ

2019年4月16日 4:02

フランス・パリの中心部にあり日本人にも人気の観光名所、ノートルダム大聖堂で、先ほど大規模な火災が発生した。現在も火の勢いは収まっていない。

出火したのは日本時間16日午前2時ごろで、現地からの映像ではノートルダム大聖堂の特徴的な形の塔や屋根から激しい炎と煙があがっているのが確認できる。

さらにSNS上の映像では、上部の塔が燃えながら大きく崩れ落ちる様子がわかる。

地元メディアによると、火災により建物の天井のほとんどが崩れ落ちてしまったという。

これまでのところ、けが人は報告されていない。

出火の原因は明らかになっていないが、フランスのAFP通信によると、当時、大聖堂では修復作業が行われていたという。

マクロン大統領は「私たちの一部が燃えるのを見るのは悲しい」とツイートしており、予定していた演説をキャンセルして現場に向かっている。

また、アメリカのトランプ大統領は、「パリのノートルダム大聖堂の大規模な火災を見るのはとても恐ろしい。上空から放水すれば消火できるかもしれない。急がないといけない!」とツイートした。

中世の建築の傑作とされるノートルダム大聖堂の建設が始まったのは1163年で、ユネスコの世界遺産に登録されている。