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中国「一帯一路」事業、マレーシアで継続へ

2019年4月13日 1:15

マレーシアで、いったんは中止するとした中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の事業について、一転して継続することになった。

この事業は、マレー半島を横断する「東海岸鉄道」の建設計画で、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の重要案件のひとつ。

マレーシアのマハティール首相は、去年、財政負担が重いとして計画の中止を明言していたが、12日、マレーシア政府は一転して建設計画を継続することで中国の政府系企業と合意したと発表した。

交渉の結果、当初の建設費より3割以上、減額することで合意したとしている。

「一帯一路」をめぐっては、関連事業の財政負担が重いとの懸念が関係国の間に広がっているが、マレーシアでの事業について中国側は、建設費を減らしてでも政策を前に進める狙いがあるとみられる。