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米韓首脳が会談 米朝会談は急がない考え

2019年4月12日 6:08

北朝鮮の非核化を巡る交渉が停滞する中、アメリカのトランプ大統領は11日、第3回の米朝首脳会談について「一歩一歩、進む」と述べ、開催を急がない考えを示した。

トランプ大統領はホワイトハウスで韓国の文在寅大統領と会談し、米朝交渉の再開に向けた話し合いをした。この中で、文大統領は第3回の米朝首脳会談について早期開催への期待を伝えたが、トランプ大統領は急がない考えを示した。

文大統領「対話の機運を維持し、近いうちに3回目の米朝首脳会談を開くことができるという展望を世界に与えることが重要だ」

トランプ大統領「早く進めると、適切な合意にはならない。一歩一歩、進む。早くはない」

また、トランプ大統領は韓国が求める南北の経済協力事業の再開について「適切な時ではない」と表明。北朝鮮の完全な非核化を実現するまでは、経済制裁を維持する考えを強調した。

一方、韓国大統領府の高官によると、文大統領はトランプ大統領に対し「近いうちに南北首脳会談を推進する計画だ」と説明したという。