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“米韓演習中止は間違ったメッセージでは”

2019年4月11日 5:19

アメリカと韓国は北朝鮮に備えて毎年春に行ってきた大規模な合同軍事演習を今後行わないことを決めた。10日夜の深層NEWSに出演した小野寺前防衛相は、これが北朝鮮に間違ったメッセージを与えてしまうのではないかと指摘した。

小野寺前防衛相「金正恩(委員長)に対して手を緩めるというメッセージが私たちが望む方向にプラスになるのかというと、私はそうは思いません。最終的に金正恩(委員長)が核の問題について言及し、米朝会談が行われたのは経済制裁あるいは軍事的な圧力です。このままいくと本当にやられちゃうかもしれない。それがあって初めてこれはもう対話路線しかないな、と思ってかじを切っている。そういう意味では、あまり演習をやめていくと間違ったメッセージが北朝鮮に伝わるとかえって解決を遅くする」

一方、コリア・レポート編集長の辺真一氏は、北朝鮮に核実験とミサイル発射を行わせず、対話の場に引っ張り出すには米韓合同軍事演習の規模縮小は必要だとの見方を示した。