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徳島で自給自足の生活をしている家族に密着

2019年4月4日 15:39
徳島で自給自足の生活をしている家族に密着

徳島県で、自給自足の生活をしている家族がいる。自然の中で食べ物のありがたみを実感しながら日々を過ごす様子に密着した。

自給自足の生活をおくっている家族がいる。徳島県美馬市に住む3男1女6人家族、廣川さん一家だ。進さんはファイヤーパフォーマーだ。同じ仕事をしていたあゆみさんと結婚し田舎暮らしに憧れ神奈川県から移住した。

進さんと二男の空太くんは自宅の裏山で食材を集める。足もとをみると靴をはいていない。いつもハダシなのか聞いてみると…

進さん「ハダシです。気持ちいいんです」

ワラビやネギの仲間のノビルが採れる。食べるものは自給自足にこだわっている。無農薬で野菜を栽培し、ニワトリが産んでくれる卵を食べ、ヤギのミルクからはチーズやヨーグルトを作る。調味料も手作りだ。炊事に使うのは薪(まき)、育てた小麦を石臼でひき、なんとラーメンまで自給自足だ。

あゆみさん「めっちゃおいしい」

進さん「自分たちが作ったものや、とってきたものが食卓に並ぶのが、すごくうれしくて」

この日、ワナ猟の免許を持つ進さんは、裏山に仕掛けたワナを見回っていた。

進さん「いました」

かかっていたのは3歳ほどのイノシシだ。家族が食べるためや、農作物への被害を減らすため駆除の依頼を受けて猟をしている。イノシシの解体は家族で行う。進さんに解体の指導を受ける長男の和楽くん。

和楽くん「よっしゃ取れた」

誕生日プレゼントにはナイフをもらった。自給自足は命と向き合う生活でもある。この春、飼っているヤギには新しい命が宿った。命を糧にして、食べ物のありがたみを実感しながら廣川家は暮らしている。

【the SOCIAL lifeより】