×

寝落ちもOK…広がる「個性派本屋さん」

2019年3月14日 16:04
寝落ちもOK…広がる「個性派本屋さん」

年々、減少している街の本屋さんですが、「本」以外の付加価値をつけた“個性派”本屋は続々と増えているんです。その魅力を小菅キャスターが取材してきました。

東京・町田市にある「武相庵」。2階へ上がってみると――

小菅キャスター「本が並んでいます。木製の本棚に並んでいますが、反対側見てみるとベッドがありますよ。ここで眠ることができるんですね。落ち着きそうです」

実はここ、去年暮れにオープンした宿泊できる本屋なんです。本棚の間にあるベッドに入ってみると――

小菅キャスター「思ったより広いですし、全部木なので温かみがあります」

宿泊施設にある本は基本的に販売していませんが、欲しい本があった場合には、相談してほしいということです。もちろん寝落ちもOK。さらに、こちらの本屋では、本を寄贈するとコーヒーが一杯無料や宿泊料の割引サービスなどを受けることができるといいます。

古本の街、神保町の「ブックハウスカフェ」では、食事スペースのほか、キッズスペースやおむつ替え、授乳スペースを用意。小さな子ども連れでも気兼ねなく、本を選ぶことができるのだといいます。

お母さん「子どもが騒いでしまったりとか、気にしながら見ないといけなので、ここだとあんまり気にせずに」

さらに、去年暮れにオープンした東京都港区の「文喫」では、入場料が必要だといいます。

文喫・店長「一冊の本を選ぶ行為が、非常に価値のあるものと知ってほしい」

この本屋では、本と一緒に過ごす時間に1500円の価値があると考え、入場料をとっているといいます。

利用者「この空間ゆっくりしていても、お店の方が『いいよ』っていってくれるような空間がとてもいいと思います」

本と出会うシチュエーションは人それぞれ。今後も“個性派”の本屋は広がっていくのでしょうか。