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タカを愛する高校生の鷹匠 家でも共に生活

2019年3月13日 16:18
タカを愛する高校生の鷹匠 家でも共に生活

1人暮らしをしながら、鷹を操る「鷹匠(たかじょう)」として活動する高校生がいる。2羽の鷹と暮らす、その生活ぶりに密着した。

1人暮らしで2羽の鷹と暮らす高校生の小川涼輔さん。高校生活を送りながら鷹匠としても活躍中だ。普段は専用の小屋で飼っているが居間で一緒に過ごすこともしばしばある。一緒にテレビを見たり電話をするときも腕には鷹がとまっている。多くの時間をともに過ごす。

この日は土曜日だが、通っている尾瀬高校に向かう小川さん。特別な許可を得て日々校庭で訓練をしている。腕をふり鷹をゴールポストに飛ばす。エサをちらつかせ口笛で合図すると戻ってくる。この技を“渡り”という。戻ってきたら持っていたうずらの肉を食べさせる。これを1日30分2羽分行う。人が作った輪の中を通り抜ける技も。

鷹匠が腕前を競い合う大会“フライトフェスタ”で過去に3年連続1位を獲得した実績もある。シーズン中は野山に繰り出し狩りを行う。つかまえたカモは小川さんが自らさばいて食べる。鷹匠になろうと思ったきっかけは…

小川さん「もともと鳥が好きだったんですが、小学生の頃に鷹匠の人がテレビに出ていて鷹を飼ってみたいなと思った」

ハリスホークの“ルギー”はメスの5歳だ。良い子だけど、ちょっとおっちょこちょいな性格だという。4歳のメス、オオタカの“レイア”はくちばしでつっついてきたりするじゃじゃ馬な性格だ。

実家を離れ群馬県の山あいで1人暮らしをする理由は、鳥を含む自然について学ぶことができる自然環境科がある尾瀬高校に通うためだ。実家で暮らすお父さんは…

涼輔さんのお父さん「目標というか自分のやりたいことがあったところが、親としてはうれしい」

小川さん「将来は鷹にかかわる仕事がしたい。害鳥を排除するような仕事をやっていきたい」

【the SOCIAL natureより】