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米企業秘密盗む 中国系米国人の女を起訴

2019年2月15日 11:11

アメリカと中国の貿易交渉が続く中、アメリカ司法省は14日、勤務先の会社から130億円相当の企業秘密を盗み、中国の会社に提供したとして、中国系アメリカ人の女を起訴したと発表した。

アメリカ司法省によると、起訴されたのは帰化した中国系アメリカ人のシャオロン・ユー被告。ユー被告は、勤務先のジョージア州の会社などから、企業秘密である飲料の容器をコーティングする特殊技術を盗み、共謀する中国人に提供。盗んだ技術を使って中国で会社を設立し、アメリカ企業と競合する製品を開発して販売する計画だったという。

盗まれた技術の開発費は約130億円で、捜査当局は「中国が国策としてアメリカから企業秘密や知的財産を盗み続けている」と批判。摘発を強化する姿勢を示している。