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ドラクエのバトエンまだある?あの文具は…

2019年2月15日 16:57
ドラクエのバトエンまだある?あの文具は…

どの世代においても学校で話題になった「文具」というのがありますよね!今回は“平成”特に1990年代ブームとなった「あの文具」のその後を取材しました。

1990年から2000年代に小学生から高校生の女子を中心にはやった「プロフィール帳」です。主に卒業シーズンや新学期に友達同士で名前や連絡先、誕生日などのプロフィルを書いて交換し合い、まとめたもの。あのプロフィール帳は、いまもあるのでしょうか。お店に行ってみると、プロフィール帳がずらっと並んでいました。

担当者「この時期になると小学生の方とかが買われています」

これから卒業シーズンにかけて、さらに数が増えていくといいます。中を見てみると、今どきならではの項目がいろいろありました。“SNSのID”を書く欄や、好きな“テレビ”だけでなく“動画”という文字がありました。

そして「恋愛に関する質問」もあります。なんと「キスしたことがあるか」「子どもが生まれたらつけたい名前」など。メーカーによると、販売数はピーク時に比べ大きく減少。理由は「携帯電話の普及」で、コミュニケーションツールが変化したためだそうです。

続いて「消しくずがまとまる」というコンセプトで、同じく90年代にヒットした、消しゴム「まとまるくん」。その現在はどうなっているのでしょうか。売り場には、オリジナル商品以外にもさまざまな色が!

担当者「いろんなバージョンがあるので、その都度話題になって、お買い上げになります」

なんと「まとまるくん」の、販売数は今もなお増え続けているそうです。

続いては「バトエン」という名で親しまれ、1993年の販売以降、小学生に大人気となった「バトルえんぴつ」。一大ムーブメントを起こしたゲームソフト「ドラゴンクエスト」をモチーフに作られました。

転がして出た目に従ってゲームで対戦できるため、休み時間になると夢中で遊ぶ生徒が続出!ピーク時は年間の出荷数4000万本以上!あまりの過熱ぶりに持ち込み禁止の小学校が相次ぎました。この「バトルえんぴつ」、今も売られているのでしょうか?メーカーを訪ねました。

担当者「残念ながら現在は販売を終了しているんです」

しかしこの「バトルえんぴつ」が、新たな舞台で活躍しているんです。

担当者「オンラインゲームの中のゲームとして、遊べるようになっています」

「バトルえんぴつ」がゲームの中で再現されていて、いまも「えんぴつを転がす対戦」は存在していたのです。

担当者「当時遊んでいたお客さんが、大人になったいま再び遊べるようなものを提供できるといいな」

平成にブームになった文具は、さまざまな形でいまも活躍していました。