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団地の空き室を店にしたら…みんなが笑顔に

2019年1月25日 13:13
団地の空き室を店にしたら…みんなが笑顔に

大阪にある団地の一室に入ると1人前に小分けされたお総菜が販売されていました。店内では野菜も売られています。さらに奥には…出来たての定食が食べられるスペースが。

78歳女性「ひとりで食べてたらおいしくない。ここでしゃべって家庭的な雰囲気でしょ。それがものすごい楽しいの。女子会、年寄りの女子会」

この日は団地に住む3人が女子会。うち2人は独り暮らしです。4日前からここで食事することを約束し、楽しみにしていたといいます。食事後は晩ご飯のおかずや野菜も購入。

78歳女性「買い物が大変!歩くのはそうでもないけど荷物をもって、それが大変」

買い物ができる駅前までは徒歩で約15分。この辺りは坂道も多く、買い物するだけで一苦労だといいます。

50年程前、高度経済成長期に造られた茶山台団地。ここ10年で高齢世帯は約半数になり、さらに空き室が増えていました。この総菜店も元々は空き室。クラウドファンディングなどで資金を集め、団地の住人たちが手作りでお店に改装しました。地域のコミュニティー再生を目指す湯川さんが中心となりここを運営。幼少期に団地で育った経験が生かされています。

湯川まゆみさん「独り暮らしの方とかが1週間ぐらい来なかったらめっちゃ気になるんですよ、元気かなとか。団地の一室ってみんなの家じゃないですか。みんなが帰ってくる場所。そこに可能性があるんじゃないかなと」


【the SOCIAL viewより】