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順天堂大 追加合格48人中3人が入学意思

2018年12月28日 22:28

全国で相次いで明らかになった医学部の不正入試問題で、順天堂大学は28日、追加合格者48人のうち3人が来春の入学の意思を示したと発表した。

順天堂大学によると、去年と今年の入試で不利な扱いを受け、不合格となった女性や浪人年数の長い受験生48人を追加合格としたが、このうち3人が入学の意思を示したという。

医学部の定員は国が管理しているが、順天堂大学は、来年春の募集人員を当初の予定通り140人とし、入学者が定員を超えた場合は、一連の不正を受けて文科省が定員超過を特例的に認めた措置を利用するとしている。

一方、北里大学では医学部の一般入試で繰り上げ合格者を決める際、男性や現役生を優先していたことが明らかになっているが、今年の入試で合格対象だった10人が不利な取り扱いを受けて不合格となっていたと公表した。今後、個別に入学の意思を確認し、希望者には来年春の入学を許可するとしている。