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平成16年のヒット商品は?動物園の新時代

2018年12月21日 14:46
平成16年のヒット商品は?動物園の新時代

ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。今回は平成16年(2004年)、今回は「旭山動物園」に注目しました。

1位「冬のソナタ」…ヨン様が女性たちの心をわしづかみ。
2位「伊右衛門」…一番茶にこだわり。
3位「世界の中心で、愛をさけぶ」…セカチューに日本中が涙。
4位「アクオス」…“世界の亀山モデル”が大ヒット。
5位「iPod mini」…おしゃれに音楽を聴く時代。
6位「旭山動物園」…行動展示で話題に。
7位「ななめドラム式洗濯乾燥機」…少ない水できれいに洗える。
8位「ストッパ下痢止め」…猛暑で意外なモノがヒット。
9位「黒豆ココア」…健康・美容意識の高まり。
10位「ドラフトワン」…エンドウ豆からできた第3のビール。

今回、注目したのは6位の「旭山動物園」。2004年6月にあざらし館がオープン。7月と8月は、月間入園者数で日本一を記録しました。

成功の秘けつは、動物の姿形を見せる「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を始めたこと。1997年から始めた行動展示。エサを追い求めて、高い場所を移動するオランウータンは上を見上げて観察。泳ぎがうまいホッキョクグマは泳ぐ姿を見せ、オリの中に見学場所を設ける工夫も。エサを求めて、遠くまで集団で歩く皇帝ペンギン。雪が積もると始まるペンギン散歩は冬の名物になりました。

海の中で暮らすアザラシの展示は円柱水槽で、アザラシが泳ぐ姿を360度観察できます。旭山動物園は次々に新施設をオープンさせ、そのたびに入園者数を増やしていきました。


【the SOCIAL さよなら平成より】