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ルノー後任会長にミシュランCEO起用検討

2018年12月18日 11:00

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件で、フランス政府が、自動車大手ルノーの現会長であるゴーン容疑者の後任に、タイヤメーカー、ミシュランのCEO(=最高経営責任者)の起用を検討していると、現地メディアが伝えた。

ルノーはゴーン容疑者について、ルノーでの報酬に関する不正はなく、ゴーン容疑者の弁護側の情報もないなどとして、当面、会長とCEOの職に留めることを13日の取締役会で決定した。

しかし、フランスの有力紙「フィガロ」は、ゴーン容疑者をトップとする経営体制を続けるのは難しいことから、筆頭株主のフランス政府が、会長とCEOにそれぞれ後任をおく検討に入っていると伝えた。

会長には、大手タイヤメーカー、ミシュランのジャンドミニク・スナールCEOが有力候補にあがっているという。CEOには、ルノーの暫定的なトップで副最高経営責任者のティエリー・ボロレ氏が就任する方向で調整中だという。