自然と立ち止まりたくなるエスカレーター
世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「エスカレーターの安全利用を促進」。パラスポーツの魅力を追い続ける写真家・越智貴雄氏に話を聞いた。
エスカレーターの安全利用を狙い、歩いて上らず「自然と立ち止まりたくなる」デザインが、東京都のJR目黒駅に直結する商業施設に今月末まで導入されている。
ステップ部分には文京学院大学の学生が考案したデザインが施され、効果検証を実施する。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「安全に使うための、きっかけになれば良い」
「松葉杖ついて乗ったが、歩いて上る人怖かった」
「ステップを歩く人は歩くよ」
――この話題について越智さんのご意見をお聞きします。フリップをお願いします。
「2倍」です。
私はカメラマンなので荷物を持っていることが多いんです。それでエスカレーターに乗ると狭いような気がするんです。
それで思いついたのが、エスカレーターが例えば、上から下まで50段あるとすると、それを半分の25段にしてしまって、段の高さを2倍、ステップの幅を2倍にするとなかなか走って上に行くこともできないんじゃないかと思います。
海外で驚いたことがありまして、障害の度合いによると思うのですが車いすの人が、エスカレーターの手すりの部分をがしっとつかんで上っていくのを見たことがあります。
――あまり日本では見られない光景ですね。車いすの人や大きな荷物を持った人など、すべての人にやさしいエスカレーターが日本ではなかなかないですよね。
そういったものができたらいいなということで「2倍」という夢のようなエスカレーターということです。
――東京オリンピック・パラリンピックに向けて、そういったことが改善されて何か生まれてくるといいなと思いますよね。
【the SOCIAL opinionsより】