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国境警備の米兵、最大1万5千人に増派も

2018年11月1日 10:35

中米出身者の集団がアメリカを目指し移動する中、トランプ大統領は国境警備の強化のために派遣する米兵を1万5000人規模にまで増やす可能性があると強調した。

中米からの移住を目指す7000人規模の集団「キャラバン」が、アメリカに向かって北上を続けていることを受け、トランプ政権は今週末までに5200人規模の兵士をメキシコ国境付近に派遣する予定。

こうした中、トランプ大統領は先月31日派遣する米兵を1万5000人にまで増やす可能性があると強調した。

トランプ大統領「我々は1万から1万5000人の兵士を派遣するだろう」

中間選挙を来週に控え、不法移民対策で厳しい姿勢をとっていることを支持層にアピールする狙いがあるとみられる。

また、大統領は親が外国人でもアメリカ国内で生まれた子どもにはアメリカ国籍が与えられる制度について改めて「廃止」を主張。懐疑的な見方も出ている大統領令での廃止についても「可能だ」と強調した。

その一方で大統領は「恒久的」な措置にするため議会が立法措置をとることが望ましいとの考えも示している。