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ひきこもりの人に社会復帰してもらうには

2018年10月30日 4:27
ひきこもりの人に社会復帰してもらうには

およそ80から90万人にのぼるとみられる中高年のひきこもり。29日夜の深層NEWSでは、長期化・高齢化したひきこもりの人に社会復帰してもらうには、何が必要かを議論した。

精神科医・斎藤環氏「(社会復帰への)入り口としては、とりあえずお金を稼げたという経験をしてもらう。ちょっと稼いでもらって、自信をつけたら、次は実際に職場に行って試してみる。段階的にやっていくこともあっていいと思う」

山田ルイ53世氏「ひきこもりが長引くと自然とハードルをめちゃめちゃ上げるんですよ。すごい者になりたいというか、普通になりたいと思っても普通ってだいぶレベルが高い状態ですから、ひきこもりの人からすると。あんまり遠くに高くに目標を置かずに、もう本当にちょっとだけ、この紙をこうするぐらい、きょうはこれだけ、ぐらいの感覚で積み上げていった方が、たぶんゴールは近くなる」

10代の頃、6年間自宅にひきこもっていた経験を持つお笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世氏は、家族や社会の支援も大事だが、自らが動く気持ちがないと事態は変わらないと指摘した。