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ドイツ州議会選 メルケル与党連敗の見通し

2018年10月29日 5:09

ドイツ西部のヘッセン州で28日、州議会選挙が行われ、メルケル首相率いる与党が大幅に議席を減らす見通しとなった。バイエルン州議会選挙に続く与党の連敗で、メルケル首相が苦境に追い込まれている。

ヘッセン州議会選挙は、日本時間の29日未明に現地メディアの出口調査の結果が発表され、メルケル首相率いるCDU(=キリスト教民主同盟)が14議席を失い、得票率が52年ぶりの低い水準にとどまる見通しとなった。

今月14日に大敗したバイエルン州議会選挙に続く政権与党の2連敗で、メルケル首相の求心力が一段と低下することは避けられない情勢。

一方、今回の選挙で、反難民を掲げるAfD(=ドイツのための選択肢)はヘッセン州で初めて議席を獲得し、ドイツ国内の16州全ての議会で議席を持つことになった。