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イスラム教の二大聖地結ぶ高速鉄道が開通

2018年9月26日 11:06

中東・サウジアラビアで25日、イスラム教の二大聖地、メッカとメディナを結ぶ高速鉄道が開通した。

国営メディアによると、高速鉄道はメッカとメディナを含む450キロの距離を時速300キロで走行し、乗客が快適に過ごせるよう、最新の設備が備え付けられているという。

サウジアラビアには、イスラム教の大巡礼「ハッジ」の時期だけで毎年200万人以上がメッカを訪れるなど、多くのイスラム教徒が巡礼にやってくる。

巡礼者はこれまでバスなどでの長時間の移動を強いられていたため、その負担の軽減を狙ったもの。

世界有数の産油国のサウジでは、原油依存からの脱却を目指す改革を進めていて、巡礼者の利便性を高め、観光収入の増加につなげたいものとみられる。