９月の自民党総裁選挙への出馬を目指していた野田聖子総務相が出馬を断念する意向を固めた。３１日、正式に表明する方針。

野田総務相は立候補に必要な２０人の推薦人の確保にメドがたたないことから、出馬を断念する意向を固めた。３１日午後、正式に表明する方針。野田総務相は女性がさらに活躍できる社会などを訴え、政策集を発表するなど準備を進めてきた。

しかし、自らが関与する情報公開請求の漏えい問題が発覚したことなども影響し、推薦人集めが難航していた。

これにより総裁選は、安倍首相と石破元幹事長の一騎打ちとなることが決まった。安倍首相が優位な情勢だが、地方票の動向が焦点となっていて、両陣営ともに地方遊説を本格化し、さらなる支持拡大を狙う。