米・メキシコ NAFTA再交渉で合意
アメリカのトランプ大統領は27日、NAFTA(=北米自由貿易協定)の再交渉に関して、メキシコとの間で合意に達したと発表した。「とてつもない成果だ」とアピールしている。
トランプ大統領はこれまで、カナダとメキシコとの間のNAFTAについて、アメリカの雇用が失われる「史上最悪の貿易協定」だと批判。時に離脱をちらつかせながら再交渉を進めてきた。
こうした中、トランプ大統領は27日、メキシコとの間で合意に達したと発表、成果をアピールした。
トランプ大統領「アメリカと貿易にとって大きな日だ」「これは、とてつもないことだ」
焦点だった自動車関税をゼロにする条件については、アメリカが有利になるよう厳格化された。メキシコに進出している日本企業は生産戦略の見直しを迫られることになる。
今後はカナダとの交渉が行われるが、大統領は早期の妥結を要求。カナダで製造された車に関税を課すこともあるとけん制している。