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日傘男子はキモくない!埼玉県の熱中症対策

2018年8月20日 15:17
日傘男子はキモくない!埼玉県の熱中症対策

女性が使うイメージがある日傘。埼玉県が、熱中症対策として男子も日傘を使うことを広めようとしている。

観測史上、最高気温(41.1度)を記録した熊谷市をはじめ、気温が高い埼玉県。2017年、熱中症で救急搬送された人の数は全国4位。救急搬送された大人の7割は男性だった。

これに危機感を感じた埼玉県が、熱中症対策として日傘を広めようと始めた取り組みが「日傘男子広め隊」だ。イベント会場に出向き、日傘の体験会を実施しSNSで日傘の効果を訴えている。男性が敬遠しがちな日傘だが、効果てきめんだ。

サーモグラフィー映像の頭頂部を比べてみると、日傘を差す前は50度近くまで温度が上がるのに対し、日傘を差すと40度以下に。日傘の効果を実感してもらう体験イベントでは、体験者のほとんどが“今後、日傘を使いたい”と回答した。去年までは“日傘男子はキモイ”というマイナスイメージがあったそうだが“今年は日傘男子が増えている”と県の担当者は実感しているという。

埼玉県環境部温暖化対策課の栗原諒至さん「ちょっと抵抗感はあったんですけど、周りは意外とそういうことを気にしていないなというのがありまして、別に男だろうが、日傘を差していて変とかそういうのは特にないのかなと思います」

【the SOCIAL trendより】