キャッシュレス先進国のスウェーデンを取材
“キャッシュレス先進国”といわれるスウェーデン。現金の流通量はわずか1.7%で、銀行でさえ現金を扱っていない。現地の最新事情を取材した。
手にチップを埋め込んだ人が約4000人!現金が消えた国、スウェーデンの電車の中で乗車チケットを確認する機械に手をかざす女性の姿があった。
チップを埋め込んだ女性「私の手の中にチップが入っているの」
実は皮膚の下に長さ1センチほどの個人情報などが登録されたチップが埋め込まれている。体には影響がない素材でできているという。
チップを埋め込んだ女性「電車で旅行したりジムに入るときのカード代わりになるわ」
スウェーデンの現金流通量は、わずか1.7%。街中のパン屋さんの張り紙には“私たちは現金を一切取り扱いません”と書いてある。博物館や飲食店など現金が使えない店がほとんどだ。
キャッシュレス社会になったことで銀行からも現金が消えた。現金を保管していた金庫は事務所として利用されている。現金を扱わない店舗を増やすなどしたことで銀行での強盗事件は10年で9割以上減少した。現金の保管コストも軽減できたという。
キャッシュレスが浸透したスウェーデン。現金を扱わないことで安全面や利便性など多くの利点をみいだしているという。
【the SOCIAL futureより】