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暑さ“未体験ゾーン”運動中止など緊急提言

2018年7月20日 22:11
暑さ“未体験ゾーン”運動中止など緊急提言

連日「命に関わる危険な暑さ」が続き、熱中症で亡くなる人が相次いでいることから、日本救急医学会は、「暑さ指数」が高い時は運動を中止する適切な判断をするよう、緊急提言した。

帝京大学病院・高度救命救急センター長 三宅康史教授「何日も同じような熱波が居座る、こういうのは未体験ゾーン。経験したことのない熱波の長さ。今後ちゃんとできることをやらないと、熱中症が夏の災害になる危険性がある」

日本救急医学会は20日、気温だけでなく湿度など他の条件も加わった「暑さ指数」を活用して、運動や屋外での作業を中止する適切な判断が熱中症予防には重要だと訴えた。

熱中症は、子供や高齢者、持病のある人がかかりやすいとされている。学会では、「暑さ指数」が28℃以上の場合、「原則的には全ての授業での運動や課外活動を中止するのが望ましい」と提言している。また、作業や運動の合間に、質の高い休憩をとるよう、注意を促している。