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加藤頼「父の遺志を継げるような仕事を…」

2018年7月9日 21:31
加藤頼「父の遺志を継げるような仕事を…」

俳優の加藤剛さんが6月18日に胆のうがんで亡くなっていたことが明らかになり、二男で俳優の加藤頼(37)が9日、日本テレビの取材に応じた。

最愛の父の最期を家族でみとったそうで、頼は「とても苦痛なくというか、静かに、穏やかな感じでした」と報告。
剛さんの病気が分かったのは3月末のこと。闘病生活中も剛さんは気丈に振る舞っていたそうで、「弱いところは見せない父。昔からそうですけど、今回に関しても特別なことはなくて、『だいぶ良くなってきた』『もう少し辛抱すれば、良くなって大丈夫だから心配するな』ということは言っていました」と明かした。

剛さんは忙しい中、子どもの学校の行事にも積極的に参加してくれたそうで、「よく学校に来てくれたんですよ。皆さんが『加藤剛だ!』と見るんです。友達のお母さんたちからも、『お父さん、カッコ良くていいね』って言われて、誇らしかったのは覚えています」と、しみじみ。
頼自身も役者の道に進んだ。舞台「大岡越前」で父と共演したことが印象に残っているそうで、「これから自分の中で、価値が高まっていく宝物といえる時間だった」と振り返った。

天国の父に贈る言葉を聞くと、頼は「『本当に親孝行らしいことは何もできずに、ずっと心配して(もらって)、まだ心配していると思いますけど、時間がかかっても、何か剛さんがやりたかったこと、遺志を継げるような仕事をしていくので、見ていて下さい。大丈夫です。剛さん』と言いたいです」と答えた。