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焼きそばのフタ裏キャベツを救う装置が誕生

2018年5月28日 17:40
焼きそばのフタ裏キャベツを救う装置が誕生

インスタント焼きそばを作るとき、ふたの裏に付いたキャベツを無駄にしたくない。そんな問題を解決する商品が生まれた。その名も“キャベバンバン”。この話題になっている商品を取材した。

ふた裏についたキャベツをたたいて落とす装置“キャベバンバン”。試作品は白色だが完成品は赤になる。構想1年、製品化に半年かかった。

年間4トン以上がふたの裏についたまま捨てられるという日清食品のインスタント焼きそばのキャベツ。食品ロスをなくすことが目的だ。

インスタント焼きそばを“キャベバンバン”にセットしてお湯を注ぐ。温めるためソースを置き“キャベバンバン”のふたをかぶせて、穴に突起をはめ込み回転してホールド。3分待って湯切りをしてから、ゴムの弾性を利用しバンバンと2回。全体が持ち上がらないように持ち手がしっかりしたデザインにした。繰り返し行った実験の結果、81%のキャベツを食品ロスから救うことができるという。

日清食品マーケティング部・ECグループ渡邉真さん「その課題に正面から向き合ってつきつめていくと、こういうことで課題の解決ができるのではないか」

日清食品の商品開発プロジェクト「PRODUCT X(プロダクト・ペケ)」は食にまつわる問題を独自の視点で解決するため誕生した。メンバーは5人で構成されていて、販売には至らなかったものの、以前には麺をすする音をかき消すため、ジェット音を出す仕組みのフォークを企画した。

渡邉さん「もともとチキンラーメンやカップヌードルなど、新しいもの、世の中にないもの、ユニークなものを出していくことが創業者精神としてあるので、今も社風として受け継がれている」

価格は4980円(税込み)。クラウドファンディングで5月31日の午前10時までに1000個以上の受注があれば商品化される。

【the SOCIAL viewより】