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医師が診療中の疑問を相談しあえるサービス

2018年5月22日 15:33
医師が診療中の疑問を相談しあえるサービス

今回のゲストは、医師同士をつなげるサービスを展開する中山俊氏。中山氏は整形外科医として働く傍ら、医師専用のサービスを運営。当直中に直面する専門外の疾患などの疑問について、医師同士がお互い相談しあい、コミュニケーションをとることで、日本の医療現場を共に支えあうことを目指している。

――中山さん、サービスはどんな形で運営しているのですか?

現在、サービスは医師がオンラインでアプリケーションを使って、現場でわからないときにわかる先生に相談するという形をとっています。

医師は地方や夜間、当直しているときに自分一人でできること、できないことが必ずあります。わからないときはアプリで聞きます。するとわかる先生がすぐ答えてくれる。

具体的にはどういうことをやっているのかというと、例えば、内科の先生が当直していて転んだ患者さんが来ました。レントゲンを撮ったけど普段レントゲンを見慣れていなくて折れているのかわからない。そういったときにレントゲンの写真とか状況を相談すると、整形外科の先生が「これは折れているので手術をしたほうがいいんじゃないですか、折れていないので大丈夫だと思いますよ」そういったことを返してくれる。そうやって医師同士が支え合うサービスをやっています。

――すぐ答えてくださるんですか。

そうなんですよ。夜でも結構すぐ答えが返ってきます。なぜかというと20代、30代の医師というのは10万人いるんですが、夜当直しているのは5人に1人、2万人が当直しているんですね。そのため、当直している誰かが気づいて返してくれる。そういうサービスをやっています。

――お医者様同士の学びの場でもあるということですね。

【the SOCIAL guestより】