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“シンママ”も孤独にならないシェアハウス

2018年5月11日 15:20
“シンママ”も孤独にならないシェアハウス

シングルマザーの親子専用の下宿型シェアハウスがあります。子どもたちを見守るのは、管理人と1人のおばあちゃんです。

シングルマザーの子どもたちを第一に考えた下宿型シェアハウス“MANAHOUSE用賀”。シングルマザー家族と管理人を加えた12人が現在、暮らしています。

その生活をのぞいてみました。管理人は働く母親に代わりに、平日は夕食を準備。さらに、宿題のサポートや、希望次第で保育園へのお迎えも行っています。夕食時に孤食になることはありません。子どもたちには、自然と兄弟のようなつながりの友達もできます。

不動産会社を経営する山中さんは、このシェアハウスの管理人も務めています。

山中さん「ここはひとり親で育つ子どもたちが主人公で、親戚みたいなつながりをいっぱい増やしたいって思いがあった」

シェアハウスの思いに共鳴した関野さんも、おばあちゃんのような存在として同居しています。

関野さん「家族みたいなもんだから、一緒に住んで一緒に楽しんでる」

この2人を中心に、子どもはもちろん母親も孤独にならない環境が作られました。この下宿に、2か月前に地方から越してきた家族の母親がこう話します。

母親「こういう支援をしてくれるシェアハウスがあるんだということで、安心して過ごせてる」

この母親は、子育てと仕事の両立に悩んでいました。

母親「子どもを1人にさせたくない思いで、仕事も制限をかけてしまう。結局、毎日毎日、生きて暮らすだけで終わってしまう」

ここで生活を始めたことで、物理的にはもちろん、精神的にも楽になれたといいます。

母親「気遣ってくれる人がすぐ近くにいるっていうことが、心のシェア」

シェアハウスにはそれぞれ家族のための部屋が用意され、月々、光熱費や食事費込みで10万円台から。小学生までの子どもを持つシングルマザーが入居可能です。


【the SOCIAL lifeより】