GW中も大忙し…カギ店に殺到する依頼とは
最大9連休となった今年のゴールデンウイーク。そんな連休中も、様々な依頼が殺到する大忙しのカギ店に密着しました。
■GW中に多いかばんのトラブル
1日50件ほどの依頼が舞い込む新宿のカギ店。その多くは合鍵などの製作ですがゴールデンウイークになると――
星川商事・佐野部長「旅先にカギを忘れてきたとか、荷物と一緒にカギを送った、そういったものが増えるのがこの時期、あとはスーツケース関係です」
取材中にも、旅行の準備中だという人から、スーツケースのカギをなくしたので開けてほしいとの依頼がありました。この時期、旅行かばんなどの依頼が増えるといいます。
■バイクのカギをなくした男性
そして午後には出張依頼が…キャリア10年超えの技術者・清水さん(35)と現場へ向かいました。依頼されたのはバイクのカギ。
依頼人「友達と飲みに行った帰り道で(カギを)なくしてしまって。休み中に使う予定があったものですから」
ゴールデンウイーク中にバイクで出かける予定があり、カギをなくしたので、作り直してほしいとのこと。清水さんはカギの種類を確認後、作業車へ。その中でカギを作ります。約20分で作業は終了しました。料金は、出張費・工賃・商品代込みで、1万7280円でした。
■金庫の番号忘れてしまった!?
取材したゴールデンウイークの中日にはこんな依頼もありました。訪れたのは不動産管理会社で、金庫を開けてほしいという依頼です。金庫は、0~99の数字を4回合わせてからカギを使って開けるタイプ。社長がダイヤルを合わせた状態で長年、カギだけで開閉していましたが、手が当たってズレて開かなくなったそう。その社長は不在でした。
清水さん「1つでも数字が分かると非常に助かるんですけど」
組み合わせは約100万通りにもなるため、機械で探る清水さん。何の手がかりもないと8時間かかることもあるそうです。開始から5分、そこに社長から電話が―
社員「(社長が)小さな金庫の扉の内側に数字が貼ってあるので、それが参考になるんじゃないかということですけど」
清水さん「参考というかそれが答えなんじゃ、わからないですけど(笑)」
隣の金庫を開けてみるとそこには4つの数字がありました。それをヒントにいろいろな組み合わせを試してみると――「カチッ」と開きました。
社員「すごい、よかったよかった」
結局、50分ほどで開錠できました。料金は出張費・工賃込みで、3万450円でした。こちらのカギ店には今月5日までのゴールデンウイーク8日間で240件の依頼が入ったそうです。