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米、北への警戒緩めず…ICBMの迎撃拠点

2018年4月28日 18:51

北朝鮮の金正恩委員長と韓国の文在寅大統領との首脳会談が行われ、南北の対話ムードが高まる中でも、アメリカは北朝鮮の大陸間弾道ミサイルへの警戒を強めている。アメリカをミサイルから守る迎撃拠点を取材した。

アラスカ州にあるアメリカ軍の基地。敷地内では銃を携行した兵士が警備にあたっている。この基地には迎撃ミサイル40基を配備。敵のミサイルからアメリカ本土を守る最重要拠点だ。

この基地では、取材した日にも司令室には兵士の姿があった。アメリカ本土への攻撃を想定した訓練を日々行っている。

兵士A「ロサンゼルスを狙った攻撃が探知された」

兵士B「迎撃ミサイル2機で対応」

兵士「了解。ミサイルを発射した」

24時間態勢で監視を行い、攻撃に備えている。

アメリカ軍・ミサイル防衛部隊司令官「(Q:対話ムードですが?)何が報道されようが、我々の任務は変わらない」

アメリカは今後5年で、さらに20基の迎撃ミサイルの追加配備を計画。北朝鮮に対する備えはいっさい緩められていない。