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カナダで車暴走 警察「国の安全と無関係」

2018年4月24日 12:47

カナダ最大の都市トロントで、23日、車が歩道に突っ込んで次々と歩行者をはね、10人が死亡、15人がケガをした。運転していた男が逮捕されたが、警察は「国家の安全とは関係がない」としている。

現場は高層マンションや店が立ち並び、多くの人や車が行き交う地域。発生から9時間後も、警察が大規模に通行を規制し、道路が封鎖されている状態。

トロント北部で23日、白いバンが歩道に乗り上げ、1.5キロあまりにわたり、歩行者を次々とはねた。

警察によるとこれまでに10人が死亡、15人がケガをしているという。

目撃者「車が歩道に乗り上げて、人々をはね始めた。歩道にいた人みんなをはねていったんだ」

警察は、車を運転していたアレック・ミナッシアン容疑者を逮捕した。

警察は記者会見で、事件は「国家の安全との関連性はない」と述べたほか、アメリカNBCテレビは捜査当局の話として「容疑者は精神疾患の可能性が高い」と報じている。

一方で警察は「全ての可能性を視野に入れて捜査している」としている。

現場には犠牲者を追悼する明かりがともされ、多くの人が足を止め、祈りをささげている。