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たけのこ、実はオスとメスがある!?

2018年4月19日 18:34
たけのこ、実はオスとメスがある!?

スタジオに用意されたのはオスとメスの「たけのこ」。同じように見えて実は違うんです。実はオスは、形が縦に細長くがっしりしたもので皮の色は黒っぽく、先端が緑色になっているんです。

そして、メスは形はずんぐりと太目で、皮はオスよりも薄く、赤味がかっていて先端が黄色なんです。

たけのこの生態に詳しい野中重之さんに聞いたところ、生物学上でオスとメスに分けているのではなく、見た目の違いからオスとメスとしているんだそう。

先週、インターネットの記事でたけのこの見分け方が掲載され、ツイッターでも「今まで食べていて知らなかった」「スーパーに行って見てきました」など、ちょっとした話題になっているんです。

また「たけのこ」には渋い味わいがある“えぐみ”というのがありますが、先端が黄色のメスの「たけのこ」はえぐみが弱く、先端が緑色のオスの「たけのこ」はえぐみが強いと言われているんです。

さらに調理方法でもメスとオスで使い分けることができるんです。

「たけのこ」の生産地である山梨県にある道の駅「とみざわ」に聞いたところ、先端が黄色のメスだと中身がやわらかいので煮物がおすすめで、他にもお刺身や素焼きにしてもいいそう。

そして、先端が緑色のオスだと、中身はかたくシャキシャキと歯ごたえがいいので、チンジャオロースがおすすめで、他にも細かく切っていためものや炊き込みご飯などにしてもいいそうです。

つくる料理によって、オスとメスを使い分けて、おいしくたけのこを味わってみてください。