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シリア空軍基地“空爆”はイスラエルか

2018年4月9日 21:55

内戦が続く中東シリアで9日、空軍基地がミサイル攻撃を受けたと国営メディアが伝えた。イスラエルによる攻撃だとしている。

シリアの国営メディアによると、9日未明、中部・ホムス近郊の空軍基地に数発のミサイルが撃ち込まれ、シリア側も迎撃して、一部を撃ち落とした。

当初は「アメリカによる攻撃の可能性がある」と伝えていたが、アメリカ国防総省が否定し、その後、国営メディアは、ミサイルはイスラエルのF15戦闘機が隣国レバノンの領空から発射したと伝えている。

シリア人権監視団によると、この攻撃によって、アサド政権軍の兵士や同盟国からの民兵ら少なくとも14人が死亡したという。

一方、イスラエルメディアによると、攻撃についてイスラエル軍の報道官はコメントせず、肯定も否定もしていない。

イスラエルは内戦が続くシリアでアサド政権を支援するイランの存在感が増すことを強く警戒していて、これまでも、たびたびシリアで越境攻撃を実施している。