南北首脳会談 金正恩氏の非核化言及が焦点
韓国と北朝鮮は29日、閣僚級会談を開き、来月27日に首脳会談を行うことで合意した。5月末までに行われる見通しの米朝首脳会談を控え、金正恩委員長が非核化をめぐり踏み込んだ言及をするかが焦点。
南北閣僚級会談では、文在寅大統領と金正恩委員長の首脳会談を来月27日に開催することで合意した。南北首脳会談の開催はおよそ11年ぶり3度目となり、軍事境界線にある板門店の韓国側の施設で行われる。
韓国の趙明均統一相は、会談後、首脳会談では朝鮮半島の非核化が議題になると明らかにした。
韓国や中国によると、これまでにも北朝鮮は非核化について触れているが、具体的に何をさすのかは明らかにしていない。
史上初の米朝首脳会談が5月末までに行われる見通しの中、その前に、金委員長が非核化について踏み込んだ言及をするかが焦点となる。
一方、中国の外交を統括する楊潔チ政治局員が、29日にソウルを訪問した。楊氏は今月26日の金委員長と習近平国家主席の中朝首脳会談にも同席しており、鄭義溶国家安保室長との会談ではその内容について説明したという。
★楊潔チの「チ」は竹かんむりの下にがんだれと「虎」