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米財務長官“輸入制限”正当性を主張

2018年3月21日 12:28

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれていたG20(=財務相・中央銀行総裁会議)が閉幕した。「保護主義と闘うこと」などを盛り込んだ去年の合意を再確認した上で、さらなる対話と行動の必要性を訴えた。一方、アメリカのムニューシン財務長官は閉幕後の会見で、鉄鋼などの輸入制限について、その正当性を主張した。

ムニューシン財務長官「追求するのは保護主義ではなく自由で相互に利益のある貿易だ。鉄鋼・アルミニウムの問題は不公平な貿易慣行に対応したまでだ」

ただ、中国やEU(=ヨーロッパ連合)側が対抗措置をとる構えを見せていることについて「リスクがある」と警戒感を示し、「貿易戦争が我々の目的ではない」と理解を求めた。