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“収賄疑惑”李明博元大統領に逮捕状請求

2018年3月19日 21:26

巨額の賄賂を受け取った疑いなどで、韓国の李明博元大統領の逮捕状が請求された。

韓国の検察は19日午後、収賄などの疑いで事情聴取を受けた李元大統領について、容疑を否認していて証拠隠滅を図る恐れも大きいなどとして、裁判所に逮捕状を請求した。

李元大統領をめぐっては、大統領在任中に情報機関から大統領府に裏金を上納させたり、自身が事実上所有するとされる会社の訴訟費用を肩代わりさせたりする形で、日本円で10億円を超える賄賂を受け取った疑いが持たれている。

近く裁判所が審査を行って請求を認め、逮捕状を出すかどうか判断することになる。

李元大統領は、逮捕状請求について「文在寅政権発足後10か月の間に国家権力を動員して進められた『李明博殺し』の動き」とし、革新系の文政権による保守陣営への政治報復だと激しく反発している。