米朝首脳会談が行われる見通しとなったが、アメリカの政府幹部らは９日、北朝鮮の非核化に向けて一切の譲歩をしないとの姿勢を強調した。

「アメリカは譲歩しない。北朝鮮が約束に沿って具体的に行動しなければ会談は行われない」―ホワイトハウスのサンダース報道官は、金正恩委員長が示した非核化やミサイル実験の中止が実行されなければならないとの考えを示した。

また、ペンス副大統領は声明で、国際社会の圧力が効果を発揮したと強調した。その上で、具体的で恒久的であり検証可能な非核化が必要だと求め、非核化が実現するまで全ての制裁は維持されると強調した。一方、北朝鮮の国営メディアは、米朝首脳会談について報じていない。

また、スウェーデンの有力紙は、北朝鮮の李容浩外相が近く、スウェーデンを訪れ、バルストロム外相と会談を行うと報じ、「北朝鮮の外交接触が激しさを増していることの一環だ」としている。