仮想通貨交換業者「コインチェック」から巨額の仮想通貨「ＮＥＭ」が流出した問題で、日本人男性が流出した一部について別の仮想通貨との交換に応じていたことが分かった。

この問題は先月２６日、コインチェックから５８０億円相当の仮想通貨「ＮＥＭ」が流出したもの。これまでに５億円相当が匿名性の高いインターネット空間「ダークウェブ」のサイトを介して、別の仮想通貨に交換された疑いがあることが分かっている。

捜査関係者への取材で、このうちの一部について日本人男性が自らが所有する別の仮想通貨との交換に応じていたことが新たに分かった。男性が交換に応じたのは数百円以下のごく少額だということだが、警視庁は男性から事情を聴いているという。

警視庁は、他にも流出した「ＮＥＭ」の交換に応じた人物が複数いるとみて監視を続けている。