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しもやけの重症化 原因は“勘違い”

2018年1月18日 14:04
しもやけの重症化 原因は“勘違い”

最近、しもやけが重症化してから病院に来る人が多いという。その理由とは?


■かゆみの原因を勘違い?

しもやけの症状がひどくなってから病院に来る人が増えている理由は、水虫と勘違いしているからだ。野村皮膚科医院の野村院長によると、「実際、指がパンパンに腫れて、痛い・かゆい・夜寝られない。曲げるのもつらい方がけっこう来ます」とのことだ。

暖房器具が発達した近年、しもやけになるという感覚が薄れていて、手足のムズムズやかゆみの原因が何かわからない大人が増えているという。

さらに、しもやけは子どもがかかるものという思い込みから、足がかゆいと水虫だと思い込んでしまい、自分で治そうと水虫の薬をつけるが治らず、症状が悪化してから来院する人がいる。


■しもやけと水虫を見分けるポイントは?

しもやけと水虫の症状はどう違うのか。水虫の場合、白癬(はくせん)菌というカビの一種が皮膚の角質に入り込み繁殖し、かゆみを引き起こす。皮がむける、水ぶくれができる、角質が硬くなりガサガサするといった特徴がある。

しもやけの場合、感染によるものではなく、寒暖差で血行が悪化してかゆみが起こる。指が赤紫に腫れる、寒いところから暖かいところに行くとかゆみが増す特徴がある。

どちらの場合も、改善しない場合は早めに病院へ行くことだ。


【the SOCIAL todayより】