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“金正日の料理人”藤本氏 制裁の影響語る

2017年12月25日 12:46

北朝鮮で故・金正日総書記の専属料理人を務めていた藤本健二氏が平壌で日本料理店をオープンさせ、日本テレビの単独取材に応じた。

藤本氏は去年8月から北朝鮮に滞在していて、平壌市の中心部に日本料理店「たかはし」を開店した。藤本氏は、店のオープン後、初めてメディアの取材に応じ、経済制裁の影響について次のように語った。

藤本氏「共和国(北朝鮮)の魚しか、今のところは入っていませんからね。鮮度のいいものはなかなか(入手が)難しい」

国際社会が北朝鮮への経済制裁を強める中、藤本氏によると現在は北朝鮮産の海産物しか入手できないという。一方、店内にある日本酒や日本の調味料については中国の食料品店で購入したと説明している。

藤本氏は北朝鮮で日本への理解を広げるため、店の看板は「あえて日本語で出した」と話している。