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退位後の天皇ご一家の住まい 全体計画発表

2017年12月18日 19:09
退位後の天皇ご一家の住まい 全体計画発表

宮内庁は18日、退位された後の天皇ご一家の住まいについて、全体的な計画を発表した。

宮内庁によると、まず、今の天皇皇后両陛下が退位後できるだけ早く御所を出て、かつて高松宮邸として使われていた東京・港区の高輪皇族邸に移り、仮住まいを始められる。

皇太子ご一家は、改修が終わり次第、御所に移られ、それまで住んでいた東宮御所は両陛下の住まいにするための改修に入る。

高齢の両陛下に配慮してエレベーターを設置し、バリアフリー化を進めるということで、高輪皇族邸での仮住まいの期間は1年半以内の予定。両陛下が入られた後、東宮御所は慣例にならい、退位した天皇の住まいを示す「仙洞御所」と呼ばれることになる。

両陛下は、新しい天皇皇后ができる限り早く御所に移り、公務を開始することが望ましいと考えられているという。

また、「皇嗣」の立場となる秋篠宮さまの住まいは今までと同じだが、事務棟などを増築し、隣接する赤坂東邸も来客の接待に使うなど、秋篠宮邸の一部として使用するという。