パレスチナで“首都エルサレム”に次々デモ
アメリカ・トランプ大統領が中東エルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受け、パレスチナ自治区では7日、激しい抗議デモが相次ぎ、少なくとも31人がケガをした。
ヨルダン川西岸にあるラマラやベツレヘムでは、デモ隊がイスラエルの治安部隊に石を投げ、治安部隊はこれに催涙ガスで応戦した。また、ガザ地区では、デモの参加者がトランプ大統領の写真を燃やすなどして激しく抗議。ロイター通信によると、デモ隊と治安部隊の衝突により少なくとも31人がケガをしたという。
一方、イスラエル軍はガザ地区からロケット弾が発射されたと発表するなど緊張が高まっている。
こうした中、8日にはイスラム教の集団礼拝が行われるため、パレスチナ側とイスラエル側の激しい衝突につながらないか懸念が広がっている。