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「解党的出直し」改革案を協議 民進党

2017年12月8日 21:03
「解党的出直し」改革案を協議 民進党

 衆議院選挙で分裂した民進党は8日、所属国会議員による会議を開き「解党的出直し」を盛り込んだ党の改革案について協議したが、結論は出なかった。

 民進党がまとめた党の改革案のたたき台では、「解党的出直しをし、党は生まれ変わらなければならない」との文言が盛り込まれている。8日に開かれた両院議員総会では、「民進党では再来年の参議院選挙は戦えない」「解党して出直すべきだ」といった意見が出た一方、「解党的出直し」という文言の削除を求める意見も出た。

 蓮舫前代表「党として存続を決めているのに、検討会の改革は解党する、解党的出直しという。文字に入れること自体が全く理解ができません」

 結局、9日、地方議員の意見を聞いた上で改めて党の改革案を作成し、13日に幹部会議に諮ることを決めた。こうした中、無所属で民進党会派に所属する川田龍平参議院議員が、立憲民主党に入党届を提出した。

 川田龍平議員「(立憲民主党の)ボトムアップの政策や政治をしていこうという、政治に対する向き合い方に共感している」

 また、民進党の有田芳生参議院議員も離党して立憲民主党に入党することを検討していて、民進党の混乱は続いている。