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トランプ氏が危機感あらわに「非常に深刻」

2017年11月29日 10:38

 北朝鮮は29日未明、ICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射した。およそ53分間、飛しょうし日本海に落下したとみられる。アメリカ・トランプ政権の対応をワシントン支局から井上幸昌記者が伝える。

 トランプ大統領は記者団に「非常に深刻だ」と危機感をあらわにした。

 トランプ大統領「ミサイルが少し前に北朝鮮から発射された。我々は対処する。事態に対処していく」

――(ミサイル発射で)対応を変える?
 トランプ大統領「何も変わらない。我々は非常に真剣に対応している」

 トランプ大統領はこのように述べ、北朝鮮に核とミサイル開発を放棄させるため、今後も経済的・外交的な圧力を最大限に高めていく決意を表明した。

 また、ティラーソン国務長官は声明で、国際社会に対し国連の制裁決議の完全な履行に加え、「追加の措置をとらなければならない」と呼び掛けた。そして、「外交的選択肢は今のところまだ残っている」として、あくまで平和的な方法で解決を目指す方針を強調している。

 ただ、トランプ政権内で今後、北朝鮮に対する「早期攻撃論」がさらに高まる可能性もあり、ある国務省関係者は「さらなる緊張の高まりは避けられないだろう」と語っている。