中国の世界遺産「故宮」で伝統文化とテクノロジーをテーマにしたフォーラムが開かれ、日本のデジタルアート集団・チームラボの作品も展示されている。

　伝統文化とテクノロジーの関わりを話し合うフォーラムが北京の故宮で開幕した。会場では、３Ｄ技術で作品をあらゆる角度から鑑賞できるソフトなどの最新技術も紹介されている。

　今回、中国でも知名度が高まっているチームラボが招かれ、漢字をモチーフにした作品を展示している。鑑賞者の影が漢字にふれると、その漢字のイメージが現れ、それらが互いに影響しあって世界を作り出すというもの。日本の現代アート作品が、故宮の内部で展示されるのは異例のこと。

　チームラボ・猪子寿之代表「（中国は）古い物を大事にしながらすごい勢いで積極的に新しいものを取り入れていく。いろんな新しいことが起こっていると思う。そのうちのいくつかが、次の時代のこの時代の美を拡張することのひとつになっていくと思う」

　この展示会は、今月３０日から一般公開され来月８日まで行われる。