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赤ちゃん抱き議場に…対応巡り紛糾 熊本市

2017年11月22日 18:10
赤ちゃん抱き議場に…対応巡り紛糾 熊本市

 赤ちゃんを抱いて議場に入ることを巡って紛糾。熊本市議会は、生後7か月の息子を連れてきた女性市議への対応を巡って、開会が40分間遅れた。

 22日に開会の熊本市議会では、緒方夕佳議員が生後7か月の長男を抱いて現れた。ほかの議員たちが、混乱を招くと詰め寄るものの、緒方議員は応じず、開会を遅らせる事態に…。

 その後、緒方議員はベビーシッターに子どもを預け、議会は40分遅れて開会した。緒方議員はこれまで、子どもを連れて議場に入ることやベビーシッターの紹介などを議会に要望してきたとしている。

 緒方夕佳議員「赤ちゃんの子育てと、議員活動の両立については、個人的なことというような対応だったので、その声を発しても発しても、なかなか現状が変わらない」

 街の人は「子どもを持つ親としては、そういうのを受け入れる社会になってほしいという気持ちはある」「議場はまずいのでは、会議する場所でしょ。それよりも託児所を設けた方がいいのでは。それを議論しましょうよ、議会で」などの声があがっている。

全国市議会議長会では「こうしたケースは初めて」としている。