北朝鮮やアメリカの外交関係者も出席する国際会議が１９日、ロシア・モスクワで始まり、米朝間の対話をにらんだ接触があるかどうかが注目されている。

　この国際会議は核不拡散をテーマにしたものだが、北朝鮮からは外務省の崔善姫北米局長が出席する。１９日には歓迎式典が開かれ、北朝鮮の代表団や元アメリカ国務省の北朝鮮情報分析官・カーリン氏らが参加した。

　また、北朝鮮の代表団は、報道陣の問いかけには応じず会場を後にした。

　会議には、アメリカで北朝鮮政策を担当してきたシャーマン元国務次官も出席する予定で、この会議の機会を利用し、米朝間の対話の糸口を見いだすための接触が注目されている。