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カタルーニャ問題 21日に臨時閣議開催

2017年10月19日 21:24

 スペイン・カタルーニャ州の独立問題で、中央政府は、21日に臨時閣議を開き、州の自治権はく奪の根拠となる憲法155条の適用を議会に提案する方針を固めた。

 スペイン中央政府のスポークスマンは19日、カタルーニャ州政府が独立宣言をしたかどうか立場を明らかにしなかったとして、自治権はく奪の根拠となる「憲法155条の適用にむけ準備を進める」と明言した。

 中央政府はまた、21日に臨時閣議を行うと通告、その場で、155条の適用を議会に提案する見通し。議会は来週にも開かれ、承認されればカタルーニャ州の自治権はく奪などが可能となる。

 一方、州政府側は19日の回答で、「中央政府がこれ以上対話を拒みつづけるなら独立宣言を行う」と警告している。